よく使うコマンド集
このセクションでは、開発や研究で頻繁に利用するコマンドやその使い方をまとめています。
特に便利なものを厳選して紹介しており、必要に応じて随時更新していきます。
Docker / Docker Compose
Docker Composeを起動・停止
docker compose up -d # バックグラウンドで起動
docker compose down # 停止・コンテナ削除
docker compose stop # 停止のみ
Docker Composeで定義されたサービスを起動・停止します。
コンテナ内のシェルに入る
docker exec -it [コンテナ名またはID] bash # または sh
実行中のコンテナ内でシェル操作を行います。
ビルドキャッシュを使わずにDockerイメージを再構築
docker build --no-cache .
Dockerfileからイメージを再構築する際に、キャッシュを使わずに行います。
Git コマンド
最新のリモートブランチを取り込む
git pull origin [ブランチ名]
リモートリポジトリの変更をローカルに取り込みます。
変更をステージングエリアに追加
git add . # 全ての変更を追加
git add [ファイル名] # 特定のファイルを追加
コミット対象のファイルを指定します。
コミットメッセージの修正
git commit --amend --no-edit
直前のコミットメッセージを修正します。`--no-edit`でメッセージをそのままにします。
Python/pip 環境管理
仮想環境の作成と有効化
python -m venv .venv
source .venv/bin/activate # macOS/Linux
.venv\Scripts\activate # Windows PowerShell
プロジェクトごとに依存関係を分離するための仮想環境を作成・有効化します。
インストールされているパッケージ一覧
pip list
pip freeze > requirements.txt
インストールされているパッケージを確認し、`requirements.txt`に書き出します。
Poetry 環境管理
新しいプロジェクトの作成
poetry new my-project-name
cd my-project-name
Poetryで新しいPythonプロジェクトを初期化します。`pyproject.toml`と基本構造が作成されます。
依存関係の追加
poetry add requests
poetry add "numpy@^1.20" # 特定のバージョン範囲を指定
poetry add --group dev black # 開発用依存関係
パッケージをプロジェクトに追加し、`pyproject.toml`と`poetry.lock`を更新します。
依存関係のインストール
poetry install
`pyproject.toml`に基づき依存関係をインストールします。`poetry.lock`があればそれを使用します。
仮想環境のシェルに入る
poetry shell
Poetryが管理するプロジェクトの仮想環境をアクティベートします。
コマンドを実行する
poetry run python main.py
poetry run pytest
仮想環境をアクティベートせずに、その中でコマンドを実行します。
依存関係の更新
poetry update
poetry update requests # 特定のパッケージのみ更新
依存関係を最新バージョンに更新し、`poetry.lock`を更新します。
依存関係のエクスポート
poetry export -f requirements.txt --output requirements.txt --without-hashes
`requirements.txt`形式で依存関係をエクスポートし、他のツール（Dockerなど）で利用できるようにします。